アクセスマップお問い合わせ
バイオカフェレポート「新型インフルエンザ」

 2009年11月6日(金)、茅場町サン茶房にて、バイオカフェを開きました。お話は、国立感染症研究所岡部信彦さんによる「新型インフルエンザ」でした。岡部先生にはインフルエンザワクチンのお話、はしかのお話と続き3回目のお話をうかがいました。健康な人とそうでない人と皆でインフルエンザについて考えようというお話でした。初めに山形一恵さんによるフルートの演奏がありました。

ワクチンのお話 https://www.life-bio.or.jp/topics/topics256.html
はしかのお話 https://www.life-bio.or.jp/topics/topics280.html

岡部信彦先生のお話 会場風景

お話の主な内容

インフルエンザは早く罹っておくのがいいのか
アメリカには、インフエンザに「早めに罹ってしまった方がいい」と考えてフルーパーティ(インフルエンザパーテイー)という、インフルエンザを広めるパーティをしようとする人までいるというニュースが伝わってきたりする。確かにインフルエンザに罹っても多くの丈夫な人は治る。免疫も強く出来る。しかし広がるままにしていいのだろうか。99%の人はインフエンザにかかっても治るとしても、重くなり、肺炎、脳症、脱水症などに至る人が1%いることになる。普通のインフルエンザでも日本で数万人単位で亡くなることがある。やっぱり広がらせないように、悪くなる人を少なくするよう、皆のために考えてみましょう。
江戸時代からインフルエンザという病名は、わが国の医書にみられているが、原因となるインフルエンザウイルスが見つかったのは1930年代から。インフルエンザウイルスに作用する薬が実用化されたのはここ10年くらいのこと。インフルエンザはほとんどの人は薬など使わなくても回復するが、抗インフルエンザ薬を使うと、熱の期間を1-2日ほど縮じめ、辛い症状を楽にすることができる。日本ではこの作用を期待して多くの抗インフルエンザ薬が使われるが、高価な薬であり途上国では購入が出来ない。先進諸国でも、寝ていて治るものをなぜ1-2日早く治すために高価な薬を使うのか、という考えがありそう普及してない。
インフルエンザの流行の状況は、全国の5000箇所の医療機関から患者数の報告が届くことで分かる。普通のインフルエンザは、流行が小さいシーズンでも1千万人、流行が大きいと1千8百万人くらいの人が罹っている。今年の新型インフルエンザはというと、7月から現在(11月)まで、400万人が新型インフルエンザに罹ったと推定される。まだ「序の口」(12月末で1600万人を超えた)。
歴史をひも解くと、スペイン風邪のように、インフルエンザは何十年おきに1回、普段の流行を上回る大流行がある。20世紀では大正7年のスペイン型インフルエンザ、昭和38年のアジア型インフルエンザ、そして昭和43年には香港型インフルエンザが発生し世界での大流行(パンデミック)となったが、その後、40年位普通のインフルエンザの流行を超える大流行は幸いなかった。これらはインフルエンザウイルスの新しい型が出現したためで、今回の新型インフルエンザは40年ぶりに新しい型が登場したことになる。

インフルエンザとは
インフルエンザは突然高熱が出て、のどが痛く咳が出て、足腰なども痛く、回復に1週間くらいかかる。その原因はインフルエンザウイルスの感染による。
インフルエンザウイルスには、A型(ソ連型、ホンコン型など144種類(2種類以外は鳥やブタなど多くの動物が感染する)とB型がある。C型というのもあるが、あまり大流行にはならない。数十年に1回くらいの間隔で人類社会に新しいインフルエンザが登場するのは、鳥のインフルエンザウイルスがブタなどを経由してやってくると考えられている。最近は、高病原性鳥インフルエンザウイルという鶏などにとって猛毒なウイルスがヒトの社会に入り込んでくる可能性が心配されていたが、今回の新型はブタからヒト社会に入り込んできた。鳥とブタとヒトのインフルエンザウイルスが、ブタの体内で混ざり合って新型インフルエンザウイルスが生まれたと考えられている。
今回の新型インフルエンザはいつものインフルエンザとそう症状に変わりがないことが段々分かってきたが、多くの人が感染すればやはり重症者も多数出るのであなどれない。

新型インフルエンザの流行の状況
今回発生した新型インフルエンザの遺伝子パターンは世界中どこの患者から取られたものでもほぼ同一。ということは、メキシコあたりで発生し、人から人、人から人、また人から人とうつり広がったといえる。しかも人の動きはいまや飛行機であっという間。さらにそれほど重症でもないだけに、少し具合の悪い人でも動いてしまうので、簡単にウイルスも運ばれる。これは、現代の感染スタイルの特徴をよく表している。
5月に神戸や大阪で発生したとき、重症者は出ず、一時とにかく収まったかの様子となった。一方同じ頃米国のユタ州では、同程度の規模の流行なのに重症者や死者が出ている。これには、日本の学校の休校や、生徒家族の自宅待機がかなり効果があったと評価されている。その結果、神戸や大阪では健康な人の多い集団での感染に留まり、社会に広まらなかった。そして、その中でのリスクの高い人への感染が免れた、といえる。
日本では、休校のお陰で社会に広まらなかったのに、社会からはその学校や生徒たちに中傷誹謗があったことはまことに残念。私は、休校にした学校の再開の日の朝礼に行き、「君たちのお陰でインフルエンザのことがわかり予防のための情報を出せた。日本の社会全体、世界でまだ発生していない国への貴重な情報となった。君たちにとってもなかなかできない経験だったといえるが、協力してくれたことに感謝します」とお礼を述べた。
千葉の学校では、学校閉鎖後、電話で自宅にいる生徒の発熱を調査した。自宅で休んでいる間に一部の生徒は発熱しているので、数日程度で学校を再開した場合には結局はまた感染を広げてしまう。少なくとも土日をはさんで1週間の休校が、感染拡大予防の観点からは必要。しかし一方、学校は教育、行事などから1週間休めないと主張する場合もある。病気の強さのレベルと社会的な状況とバランスを考えた判断が必要なところだ。
6月から7月にかけて全国で患者が出た。夏休みにはもう少し収まるかと思っていたが、現代の生徒たちの動きは大きい。高校総体、高校野球、合宿などはでウイルス全国に運ばれるきっかけの一つとなった。

私たちができる新型インフルエンザの予防
感染症には、空気感染、飛沫感染がある。空気感染では空中をウイルスなどの病原体が広く飛び交うイメージとなるが、麻疹・水ぼうそう・結核などごく限られた疾患。飛沫感染では感染者のくしゃみや会話のしぶきなどにウイルスが混じって飛び出ることによって広がるもので、せいぜい周辺1メートル前後の距離。新型を含むインフルエンザはほとんど飛沫感染パターンと考えてよい。これを防ぐバリアがマスク。予防のマスクもいいが、ウイルスを撒く可能性のある人がマスクをかけるのが、感染の予防には効率的。具合の悪い人は人前に出るときはマスクをかけてほしい。手洗いは、感染症予防の基本。手からインフルエンザウイルスが入るわけではないが、手を介して、口、鼻、喉からウイルスが入るチャンスを減らす。N95といわれるような医療用マスクはウイルスを95%カットするが、目がつまっているぶんだけ息苦しい。通常は安い普通のマスクの使い捨てで十分。人ごみで自分がマスクをするのはいいが、公園で一人で散歩しながらマスクをつけても余り意味がない。テレビレポーターが休校などして誰もいないところを取材しているのに大げさなマスクで登場したのも不安を煽る。これはやめてもらった。

新型インフルエンザは何時うつるのか 
健康な人の鼻にウイルスを植えつけると、1-2日目で39度もの熱が出て、ウイルスも盛んに外に出て他人へうつしやすい。熱が下がるとともにウイルスも次第に少なくなるが、完全に熱が下がらないとまだ人へうつす可能性がある。したがって学校安全保健法の決まりのように熱が下がって2日間休ませるのがもっとも正しい。しかし社会人は熱が下がると仕事を休めず出かけてしまうことが多い。せめてその時にはほかの人にうつさないようにマスクをするという気遣いをしてほしい。ウイルスを受け取る人には、持病を持つ人や重症になる人がいることも考えましょう。
人ごみ、イベント、通勤ラッシュでうつるのは、空中にウイルスが飛散しているわけではない。ウイルスをまく人がそこにいるからで、本当はそのような人は外出を遠慮していただきたい。またリスクの高い人、妊娠している人は、感染は出来るだけ防いだほうがいいので、あえて人ごみや、イベント会場に行くことは避けたほうがいい。
11月に、インフルエンザらしいと届けられた患者数は、通常のインフルエンザで言えば1月頃のような様子となっている。そのうちの一部の人たちに対してサンプリングとして検査を行うと、98%が新型インフルエンザだった。今のような状態の時に簡易キットでA型と判定された人は新型インフルエンザに罹ったと考えていい。
流行の最初に患者数の多かった沖縄が落ち着いてきたら、次には北海道に飛んでしまった。温暖化なら徐々に北海道に移動するはずで、温度だけでは解決しない問題だ。また人の移動でウイルスが運ばれているせいだろう。大都市を中心に、患者数が増えている。

新型インフルエンザの患者の特徴
患者の年齢は 15-16歳、10-14歳に多いので小児科が混んでいる。高齢者は免疫があるのか、高齢者に患者数が少ない。しかしその詳細な理由はわかっていない。
感染症研究所には 30年間にわたり健康なヒトの血清を毎年保管している。この血清の一部を引っ張りだして調べたら、かなりの高齢者には新型インフルエンザウイルスに対する免疫があることがわかった。具体的には、大正6年以前の50%には免疫があり、昭和5年以降の人にはほとんど免疫はない。これは今「新型」といっているウイルスは、もしかするとかなり以前に似たようなウイルスが存在していて、高齢者の方はその免疫のためにかかりにくいのかもしれない。高齢者にうつらないのは、免疫だけでなく、今のところは若い人同士でウイルスをやりとりしているのからかもしれない。しかし、高齢者は罹りにくいが、かかると重くなるので油断してはいけない。
入院患者数は7月末から10月までおよそ3000人で、小児科年齢が多い。大事をとっての心配入院も含まれる。だから、内科は目下のところ余り忙しくなっていない。 
季節性インフルエンザで、急性脳症 インフルエンザ脳症が年間100-400例くらいあり、1割くらいが亡くなっている。新型インフルエンザでも、急性脳症は生じるので注意が必要である。新型インフルエンザの入院例は小児科年齢が多いが、亡くなる方の年齢は中高年齢層で多い。大人はかかりにくいがかかると重症になりやすいことを注意すべき。 
欧米では、妊娠後半以降の妊婦に対する警戒を呼びかけている。妊婦はかかりやすいのではなく、お腹が大きくなることにより、呼吸器・循環器系への影響のためと思われるが、重症になりやすい。風疹のような赤ちゃん(胎児)への影響はない。日本では、これまで妊婦へのワクチン接種は胎児に影響しやすいとの誤解から控えられていたが、インフルエンザなどのワクチン接種は、母体にも胎児にも問題ないことがわかっているので、妊婦へのインフルエンザワクチン接種すすめられるようになった。それにしても妊婦さんは、人ごみは避けるなど、罹らないようにすることが一番。

まとめ
日本は、簡易キット、タミフル、リレンザが使えて、世界的にもとても恵まれている。しかしこのために、キットが陽性にならないとインフルエンザだと認識しないのはむしろ問題。誰にでもすぐにタミフルなどを出してしまうのも問題。熱も何もないのに「新型インフルエンザに罹っていない証明を」と検査を求めるのも問題。
わが国では検査や早い治療で重症者数を減らすのに貢献しているのは事実だが、医療はマニュアル通りではない部分も多い。最終的には、新型かどうかの判定はウイルスの遺伝子を増やして調べないと分からないが、これには数時間、数万円がかかり、400万人には実施できない。実際には、一部の人を調べて推測している。新型インフルも季節性インフルも注意が必要な病気で、治療方針も変わりない。ならば、新型かどうかの判定に費用をかけすべての人に検査を行う意味はない。
 新型インフルエンザだから危険で、季節性だから大丈夫、というものでもない。基本的にインフルエンザはほとんどの人は自然に治る。しかし、多数が罹れば重症者、死亡者も増える。だからこそどっちであっても皆で注意をして重症者、死亡者を減らしましょう。

話し合い 
  • は参加者、→はスピーカーの発言

    • インフルエンザの遺伝子をPCRで調べるのは診断のためか→状況把握のための調査(サーベイランス)にはPCRが必要だが、第一線における治療方針確定のためには余り意味がない。
    • ワクチンは全部の人には行き渡らないのだろうか→ワクチン製造能力には限界があり、優先順位をつけて接種することになる。
    • 私達に努力できることはあるのか→持病を持つ人は重くなることがあるので、持病を治しておく。マスク、手洗いの習慣をつける。
    • 新型に限らず予防注射は必要か→普段の健康管理が本当は一番大事だが、予防接種も重要な手段の一つ。はしかでは、現在、1歳、小学校入学前、の2回に加えて、これまで1回しかはしかや風疹のワクチンを受けていない中1、高3に2回目の麻疹・風疹の予防接種をしている。2000年には20-30万人がはしかになり100人死亡したが、2008年1.1万人、2009年には1000人を割るだろう。このようにはしかを減らすのに、10年かかった。それでも、高校3年生の4人にひとりは、まだはしかの予防接種を受けていない。受験期に罹ると大変なのは、インフルエンザだけではありません。
    • インフルエンザでは、どんな症状になったら危険だと思えばいいのか→新型インフルエンザも季節性インフルエンザも喉痛、高い熱、咳、くしゃみなどの症状がある。息苦しい、息が荒い、呼吸が速い、胸痛などは、肺炎を疑わせる注意信号。水分を飲めなくなると脱水症になる。おしっこの量が少なくなるのは注意信号。呼んでも反応が鈍い、わけの分からないことをいう、痙攣を起こしているなどは赤信号に近い。これらは要注意の症状で、救急車を呼ぶことも必要。逆にいうと、このような症状以外の人は救急車を使わないで欲しい。ある夜、救急外来を訪れたインフエンザ患者100人のうち95人は翌日まで様子をみて受診しても大丈夫な症状だったと言う話がある。100人の患者さんが来ると、治療が必要な5人の重症患者を、早く、よく診察することができないことにもつながる。
    • 脳症になるとどうなるのか→脳症の疑いが強ければ、かなり集中的な高度の治療を行う。最近の治療ではかつて30%の致死率が10%に落ちたが、まだ危険な合併症だ。危機を脱した場合でも後遺症が残りこともある。発症ははやく、急性脳症にはタミフルも間に合わない。家族が早く異常症状に気づき、小児科が早く治療を開始することが必要。これらの小児科医を通常から確保する医療の考えが必要。脳症に移行する原因は目下不明。
    • インフルエンザは乾季に流行するのか→熱帯ではインフルエンザは雨季に多い。香港では初冬と春先の2回ピークがある。
    • 新型インフルエンザウイルスの遺伝子の変異は→現在、新型インフルエンザは遺伝子的には安定しており、大きな変異はみられていない。
    • 家族はワクチン接種を勧めるが、ワクチン接種は慎重にという記事を読み、副作用が怖くなってしまった→ワクチンは効果がなく危険だと主張し続けている研究者もいる。インフルエンザワクチンははしかやポリオほどの高い効果は期待できないが、安全性は他のワクチンに比較しても高い。ワクチンで高齢者の死亡者は8割減、重症者は5割減。ワクチンをうっても38度出たからワクチンは効かなかったという人もいるが、その人は何もしなければ39度40度の熱になったかも知れない。肺炎を合併したかもしれない。私は「インフルエンザワクチンは安全性が高いので、安全策の一つとして接種を受けましょう」といっている。もちろん不安の強い人を含め、すべての人に徹底的になどやる必要はないでしょう。
    • 予防接種は、他の人のために受けるという考え方ですか→孫がかわいければ受けましょう。高齢者はかかると重症になりやすいので、安全弁として受けたらどうですか、という意見です。
    • 沖縄の次に北海道に飛び火したといわれたが、台湾 - 北海道直行便が1日10便あることと関係するのではないか→ウイルスは人が運んでいる。北海道 - 東京便も多いのでそれも関係したかもしれないが、一つの考えとして理解していただきたい。確定した理論はない。
    • メーリングリストで「海外で日本人だけがマスクをしているのは恥」という意見を見た→私はマスクの習慣は日本の誇りだと思っている。しかし、海外で日本人だけマスクを、というのは奇異にみられるだろう。先日ジュネーブのWHOの会議では、数人が咳をしている中誰もマスクをしていなかったので、私だけマスクをつけるわけにはいかなかった。
    • 今の新型インフルエンザが、高病原性鳥インフルエンザのように病原性が強く変化する可能性は→呼吸器系が主な標的臓器である今の新型インフルエンザが、全身症状を起こす高病原性鳥インフエンザのように変化することは、おこりにくいこと考えている。
    • 強毒性のインフルエンザが発生したら、予防接種の優先順位は変わるだろうか→ワクチン製造には数ヶ月の時間がかかり、2000-4000万人分が現状では限界。新型インフルエンザに備えるためのガイドライン作りの際に、限られた量のワクチンを使用する時に、将来を担う子どもを優先するか、重症化しやすい高齢者を優先するかが議論された。しかしこのような問題には、医学者以外の法律、倫理、経済などいろんな人たちによる議論が行われる必要がある。避けてはいけないところだと思う。
    • 空気清浄機は何を選んだらいいのか→物はより高機能のものがいいことはあたりまえだが、現実的な実用性から言ったらどうだろうか。どれほど必要かを考えて、付加価値で判断することになるだろう。インフルエンザは基本的には空気感染ではない。
    • 会社でのリスク管理として、社員の家族にインフルエンザ患者が出た場合、社員には簡易キットでチェックして出社してもらうのはどうだろうか→症状のない人に検査を行っても意味はない。本来、インフルエンザの診断は簡易キットでなく、症状で決めるもの。症状のない多くの人の検査に追われて本来の診療が出来なくなったり、そのためにキットが不足して肝心の病人の検査が出来無くなったりしては本末転倒。インフルエンザ診断キットは健康診断とは違う。キットの確率も100%ではない。インフルエンザ全てを見つけられるという完璧主義は不可能だと割り切るのが現実的。結論として、家族が罹り自分にも症状が出たら早めに休むことがまずリスク管理として必要。
    • ワクチンのリスクが声高に語られることもあり、日本はワクチン後進国になっている。韓国では10年前にはしかを克服したことを思うと、日本はワクチン接種抑制の考えが広がっていると思う。やはり、国がワクチンの意義などをはっきり発言すべきでないか。岡部先生はどんどん国民を啓発してください→今回のはしかでは風が変わったと感じた。以前はワクチンの副作用の患者さんをメディアが取り上げたが、今回ははしかで重症になった人のことをメディアが扱ったということもある。粘り強い説明が大事だと思う。
    • はしかを撲滅したら、バイオカフェでお祝いをしましょう。皆で応援しています!