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立命館スーパーサイエンスフェア2004(SSF2004)開かれる


11月1日(月)〜3日(水)立命館大学びわこくさつキャンパス・コラーニングハウスII(高等学校の施設)において、立命館高校の発案で昨年に続き、スーパーサイエンスフェアが開かれました。
今年は、スーパーサイエンスハイスクールまたはそれに類似した活動をしている高等学校として、早稲田大学本庄高等学院、和歌山県立桐蔭高等学校、立命館高等学校、Australian Science & Mathematics School(オーストラリア)、St.John's School(グアム)から合計97名の生徒が集まりました。また9校(立命館高等学校を除き、海外からの3校を含む)から19名の教師も、2泊3日を共に過ごし、プロジェクト研究と発表、ポスターセッション、ディスカッションに参加しました。

主な日程は次のとおりです。

  • 1日 プレゼンテーションの前夜祭
  • 2日 開会式、研究発表、学校紹介、グループに分かれてプロジェクト研究、交流会
  • 3日 プロジェクト発表会予選、ポスターセッション、ディスカッションタイム、プロジェクト大会決勝、閉会式
運営はほとんど生徒が自主的に行い、プロジェクト研究・発表やディスカッションは複数校の生徒でチームを作るので、海外の生徒が加わったグループでは英語でプレゼンテーションを行い、通訳も生徒が分担しての活動でした。閉会式で各校代表生徒が、サイエンスを合言葉に集まったけれど、多くの出会いの中で友達をつくり、このネットワークができたので、これを継続していこうといっていたこと、コーディネーターである田中教頭の閉会の辞に代わるものとして発表されたふたりの立命館高校3年生が編集・制作した記録ビデオの生き生きとした姿が印象的でした。
また、プロジェクト発表では、前日に行った研究が手際よくまとめられ、メッセージが絞り込まれ、導入に工夫があり、身近な話題への発展があり、対話の場を提供していきたい私たちにとっても大変勉強になるものでした。
11月3日に、参加させていただいたので、報告します。


プロジェクト発表会予選

2日目に行った研究を、パワーポイントという技術を使って、10分のプレゼンテーションにまとめて、発表。タイムキーパーも高校生。
評価シートでは発表の分かりやすさ、興味深さ、発表態度を5点法で、よかった内容を文章で記述し、参加者全員が記入する。

チームプレーの賜物であるプレゼンテーション ポスターセッション風景


ポスターセッション
10時から1時間に14グループ、11時から1時間に14グループが、それぞれの学校から持ち寄った研究を、ポスターで発表しました。(「」は発表のタイトル)

「鉄バクテリアが作る沈殿物の工業化」本庄の赤い川の水から鉄を抽出し、磁石で動かしてみせる  「Bionic Eye」Australian Science & Mathematics Schoolのメンバーは会場でロボットを走らせていた
「深海の生物」立命館の1年生グループが健闘 「競技用ロボットの開発」立命館大学のロボットコンクールで大学生を押しのけて優勝した


ディスカッションタイム

全高校生が討論(第1から4グループ)またはディベート(第5〜7グループ)を行うそれぞれのグループに分かれてディスカッションを行いました。司会はすべて立命館高校SSHの生徒です。テーマは、
  • 第1グループ 「環境問題〜重大かつ送球に解決すべき問題は何か」
  • 第2グループ 「情報系〜インターネットは本当に有用か」
  • 第3グループ 「宇宙系〜宇宙開発のこれから」
  • 第4グループ 「食料問題〜解決策はあるのか」
  • 第5グループ 「クローン人間はみとめられるべきか」
  • 第6グループ 「ヒューマノイドロボットは作るべきか」
  • 第7グループ 「機会に仕事を任せられるか」
ディベートを行うグループでは、はじめにいかに論理的に考えて発言できるかを測る心理テストのようなものを全員で行い、自己紹介をしてから開始。
見学した第4グループでは、食料問題を解決するには、「みんなが生産者になればいい」、実家が農業の生徒に「農業をやっていてよかったと思うのはどういう時ですか」と逆に質問。同席された先生の「農業をよく知っていて、一生懸命にやりたいと思っている人が農業をするのがいい。それはどういう人だろうか」という問いかけも取り入れて、議論は次々に発展していきました。

ディベート風景。賛成、反対で左右に席を分けてすわって討論  電子辞書をおいて通訳する生徒


司会の横では、発言録をその場でパソコンにうちこみ、画面で見せる担当の生徒がいる  すべてのプログラムを終えて全員で全体会


プロジェクト発表会決勝

午前中に4つの部屋に分かれて行われた予選にときに、参加者(生徒、教師)が書いた評価シートをもとに、各部屋からひとつずつ選ばれたグループが代表としてプレゼンテーションを行いました。
決勝に残ったグループのテーマは、第1グループ「太陽電池ってなんだろう?」、第2グループ「コンピューターによる空気の流れのシミュレーションの体験学習」、第3グループ「超高圧(1万気圧)の世界」、第4グループ「インターネットからユビキタスへ」でした。
10分間のプレゼンテーションでは、導入でビデオを使ったり、会場にクイズを投げかけたりで、ツカミはOK!たとえ実験に失敗したり、途中までしかできなくても実験データに、調べた事柄を組み合わせてまとめてありました。感心したのは、伝えたいテーマがひとつに絞られていたことです。
例えば、第2グループでは初めに大きく揺れるつり橋の記録ビデオから始まり、思わず全員が前に乗り出してしまいました。第4グループでは、今、話題のユビキタスを身近なスイカやイコカ(JRのカード)を使って説明し、将来のメリットとデメリットを整理し、私たちも学んで判断し選んでいく姿勢を持つようにと結ばれていました。



くらしとバイオでは昨年夏、サイエンスパートナーシッププログラム(SPP)についてはご紹介しました。スーパーサイエンスハイスクール(SSH)はSPPとともに2年目からは、科学技術振興機構によって運営されています。
http://www.life-bio.or.jp/topics/topics55.html

生徒たちも発言していたように、心ある先生を中心に築かれたネットワークが予算の切れ目で途切れてしまわないことを願ってやみません。




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