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  • サイエンスカフェみたか「生物に聞くー『何これ!すごい!』を引き出す標本の活用」

    2019年2月28日 サイエンスカフェみたか「生物に聞くー『何これ!すごい!』を引き出す標本の活用」が開かれました。スピーカーは、進化生物学研究所研究員・東京農業大非常勤講師 蝦名元(つかさ)さんです。人なら誰もが持っているコレクションの楽しみが、大航海時代に有力者の宝物庫となりました。珍しいもの集めて、自分で楽しむ、多くの人に見せる、それが博物館の始まりです。博物館の歴史、進化生物学研究所に展示されたり、飼育されたりしている生物が紹介されました。進化生物研究所から運び込まれた昆虫標本、卵の殻の標本、魚の透明標本を例にとりながら、来館者に説明するとき、どんな配慮をしているかについても語られました。

    参加者の中には学芸員や科学館のボランティアもおり、サイエンスカフェみたか課外授業として、進化生物研究所見学会を開こう!ともりあがりました。

    参考サイト:2012年10月12日 バイオカフェレポート

    進化生物学研究所

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    蝦名元さん「美しい蝶(スライドの写真)の裏面は茶色で地味なんですよ」

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    向かって左から「エピオルニスの卵のレプリカ(一部実物)」(エピオルニスはマダガスカルで17世紀に絶滅した体重400Kg、高さ3mの巨鳥)左から2番目「ダチョウの卵」厚くて陶器のように固い。向かって右「ニワトリの卵」

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    魚の透明骨格標本
    あまり厚みのない魚のタンパク質を透明にし、軟骨は青く染め、硬骨は赤く染める。芸術品としても人気がでてきているが、解剖学の勉強にも役立つ。

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