くらしとバイオプラザ21

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親子のサイエンスカフェ「カラダにいいたべものって何?」

2024年3月17日、多摩六都科学館で親子のサイエンスカフェを開きました。
お話は大塚製薬 山田宗資さんによる「カラダにいいたべものって何?~食育アプリを使って、食事について考えてみよう」でした。17人の親子が参加し、まずは自分のスマホに食育アプリ「もぐもぐタウン」をダウンロード。
初めはクイズでウォーミングアップ。「人体は何でできているでしょうか?」「水、愛情、思いやり」全部、正解!と楽しく始まりました。

初めのことば 大塚製薬 藤川優さん

初めのことば 大塚製薬 藤川優さん

もぐみんの説明をする山田宗資さん

もぐみんの説明をする山田宗資さん

もぐもぐタウン

食事の写真をとると、使われている食材のキャラクター「もぐみん」が現れます。たとえば、カレーライスの写真をスマホで撮影すると、「ニンジンのもぐみん」、「ジャガイモのもぐみん」、「ご飯のもぐみん」が現れるといったかたちです。現れたもぐみんは、食に関するクイズに回答することで仲間にすることができます。もぐみんを仲間にしていくにつれ、もぐもぐタウンがどんどんと発展しくのも、楽しい要素のひとつです。もぐみんは最大100種類あるので、まだ見つかっていないもぐみんを集めるために、新しい食材にチャレンジしてみるのも良いかもしれませんね。 「もぐもぐタウン」は、こうしたかたちで食材ごとの栄養や旬など楽しみながら学ぶことができる食育ゲームアプリです。

参考サイト

食材を3つに色分け

もぐみんは3つに色分けされています。学校給食では、主食(ごはん、麺類)主菜(肉、魚などタンパク質が含まれるメインのおかず)、副菜(野菜、きのこなど2番手のおかず)、牛乳・乳製品、果物と5つのグループに分けています。もぐみんの3つの色とは、「体をつくるもとになる」(赤色のグループ)、「エネルギーや力のもとになる」(黄色のグループ)、「体の調子を整える」(緑色のグループ)です。栄養素についても3つの色分けで学べるようになっています。

もぐもぐタウンかるた

3つに色分けされたもぐみんのカルタもあります。これはダウンロードして遊べます。読み札には解説もあり、大人も知っていると得した気分になるような情報が書かれています。読み札の書き出しが、絵札の頭文字になっていないものもあり、大人も楽しく遊べます。
一通り終わってから、白黒のカードを赤、黄色、緑に組み分けをするゲームもできます。子どもたちは、カードも色もよく覚えているので、スイスイ、分けていきます。

参考サイト

スイカだから「す」ではじまるとは限らない読み札

スイカだから「す」ではじまるとは限らない読み札

白黒カードをもぐみんを思い出しながら赤、黄色、緑に分ける

白黒カードをもぐみんを思い出しながら赤、黄色、緑に分ける

かるた大会

かるた大会

最後にワークシートに書き込み

最後にワークシートに書き込み

参加者アンケートの結果も好評で全員が「面白かった」「わかりやすかった」という回答でした。「食育や栄養について考えるきっかけになった」「バランスの良い食事を考えるが、取り組むことは難しい」「家でもカルタをやってみたい」などの声が聞かれました。そして、参加者の7割以上が「今回の教室で食育について考えるきっかけになった」ようです。毎日の食事は身近すぎて、いざ「学んで、考えて!」と言われても、どうしたらいいかわからなくなりやすいものです。今回は世代を超えて、皆で一緒に「食事」のことをともに考える時間を過ごすことができました。